ANS85 

NUMVAL-C関数

NUMVAL-C関数は、引数-1に指定された文字列によって表わされる数値を返す。引数-2で指定された任意の通貨記号文字列、または小数点の前にある任意のコンマは無視される。この関数は数字型である。

一般形式

引数

  1. 引数-1は英数字定数 、

    または各国語型定数、

    または英数字データ項目、

    または各国語型データ項目

    であり、下記のどちらかの形式とする。

    または

    ここで、空白はいくつか(0個を含む)の空白文字の文字列を表わし、通貨記号は引数-2に指定した文字の何文字かの文字列を表わし、数字は何桁かの数字列を表わす。

  2. 特殊名段落にDECIMAL POINT IS COMMA句を指定した場合は、引数-1中のコンマと小数点の役割が逆転される。

  3. 引数-1の合計桁数は、18を超えてはならない。

  4. 引数-2を指定した場合は、引数-1と同じ字類とする。

    引数-2に数字、コンマ、空白、正号(+)、負号(-)、小数点を指定してはならない。

  5. 引数-2を指定しないと、引数-1の字類が英数字の時には、通貨記号文字列はプログラムに指定したものが使用される。

    または引数-1の字類が各国語型の時には,通貨記号文字列はプログラムで指定した各国語型表現のものが使用される。通貨記号の表現は、 FUNCTION NATIONAL-OF (cs)から戻される値である。

戻り値

  1. 引数-1によって表わされる数値が返される。

  2. 返される数値の桁数は18である。

  3. 数値が非整数の結果には、浮動小数点形式が使用される。