ANS85 

ANS85 三角関数

三角法は三角形の辺と角の間の関係を取り扱う。角を測る単位には度、ラジアン、グラードがある。コンピュータでは三角関数の値は通常、連続的近似によって算出される。したがって、SIN, COS, TANの各関数の引数またはASIN, ACOS, ATANの各関数から返される値として使用するときは、角度をラジアンで表す。

1ラジアンは長さが半径に等しい円弧である。半径(r)と円周(c)の関係は式C = 2 * π * rで表される。円の一周は360度である。よって、360 = 2 * π * rとなる。このことから、下記の変換率が得られる。

1ラジアン = 180/π = 57.295780度
1度 =  π/180 = 0.01745329ラジアン

その他に、角度を表すのに、グラード(直角の百分の1)という単位が用いられることがある。その変換率は下記のとおりである。

1ラジアン = 200/π = 63.661977グラード
1グラード = π/200 = 0.01570796ラジアン