ENTER(導入)文

ENTER(導入)文は、同じプログラム内で2つ以上の言語を使用できるようにする。

ENTER文は、ANSI'85標準では廃要素に分類されており、ANSI標準の次回の全面改訂の際に、削除される予定である。

このCOBOLに組み込まれているすべての方言では、この構文は注記としての役割を果たすだけである。FLAGSTD指令を使用すると、この構文が使われているすべての箇所を見つけ出すことができる。

標準COBOL定義の一部を構成するにもかかわらず、X/OpenのCOBOL言語定義では、この動詞は明示的に除外されている。したがって、X/OpenのCOBOLに準拠する原始プログラム内では、この文を使用するべきではない。

一般形式

構文規則

  1. 言語名および手順名には、任意の利用者語または英数字定数を書くことができる。

一般規則

  1. この文は、注記としての役割を果たすだけである。他の言語を実際に呼び出すには、CALL文を使用する。