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GOBACK(復帰)文

GOBACK(復帰)文は、呼ばれたプログラムの論理的な終点を示す。

任意の言語で書かれている呼び出し元のランタイム要素またはオペレーティングシステム環境へ、値を返すこともできる。

一般形式

構文規則

  1. GOBACK文は、一連の無条件文の最後の文とする。

    この規則は強制されないが、その場合GOBACKの後ろに続く文は実行されない。

  2. GIVING 指定とRETURNING指定は同義である。

  3. ADDRESS OF句を指定しない場合、一意名-1によって参照されるデータ項目のサイズは8バイトを超えてはならない。

  4. 整数-1は符号付きでもよい。

一般規則

  1. 呼び出したランタイム要素の制御下にあるプログラム内でGOBACK文を実行した場合、GOBACK文と同じ句が指定されているEXIT PROGRAM文を実行したかのように、オブジェクト・プログラムは動作する。EXIT(出口)文節を参照。

  2. 呼び出した ランタイム要素の制御下にないプログラム内でADDRESS OF句を指定せずにGOBACK文を実行した場合、GOBACK文と同じ句が指定されているSTOP RUN文を実行したかのように、オブジェクト・プログラムは動作する。

  3. 呼び出した ランタイム要素の制御下にないプログラム内でADDRESS OF句を指定してGOBACK文を実行した場合、STOP RUN文を実行したかのように、オブジェクト・プログラムは動作する。ただし、システム領域に設定される戻り値は不定であることが異なる。GOBACK文を使用する方が、同内容のEXIT PROGRAM文やSTOP RUN文よりも、コードが簡潔になることが多い。

  4. GLOBAL句が指定されている宣言手続きが実行されている最中に、GOBACK文を実行してはならない。ただし、その宣言手続きを実行中に呼ばれたプログラム内でGOBACK文を実行することはかまわない。