OSVSVSC2 

SERVICE(サービス)文

SERVICE(サービス)文は通常、CICSプログラム内の連絡節中の項目の番地参照性を確立するために使用する。

一般形式

構文規則

  1. SERVICE LABELは、メインフレームのCICSプリプロセッサによって、制御の流れを示すために生成される。これは、一般的な用途に向けたものではない。

  2. SERVICE LABEL文は手続き部にだけ書ける。宣言節には書けない。

  3. 一意名は、連絡節内のBLLセル・ブロックで示される最初の01レベルの項目か、EXEC CICS文に続いて番地参照性を再確立する必要があるその他の連絡節内の01レベルの項目とする。

一般規則

  1. SERVICE LABEL文の次の文のところで、有効性を失っているレジスタがすべて再ロードされる。

  2. CICSプログラム中でOS/VS COBOL BLL機構を使用する場合と、手続き部の冒頭でパラメータ・リストへの番地参照性が確立されなければならない。このために、手続き部の冒頭に「SERVICE RELOAD一意名」文を追加する。ここで、一意名は連絡節内の最初の項目であり、連絡節内の他のすべての記述項に対するポインタを保持している。

  3. OSVS指令を適用して翻訳したプログラム中に、局所モードのEXEC CICS文が含まれている場合、各CICSコマンドの後ろにSERVICE RELOAD文を続けて、一意名はCICSコマンド中に使用されたのと同じポインタ(BLLセル・リファレンス)とする。

  4. OSVS指令を適用して翻訳したCICSプログラムにおいては、大きさが4096バイト以上ある連絡節を参照するたびに、SERVICE RELOAD文を使用して、4096バイトを超える部分への番地参照性を再確立させる。

  5. VS2指令を適用して翻訳したCICSプログラムにおいては、SERVICE RELOAD文は注記の役割を果たすだけである。