翻訳日付段落

機能

翻訳日付(date-compiled)段落は、原始プログラム・リストの見出し部の中に、中間コードが生成された日を挿入する。

一般形式

指令

  1. 予約語リストにフラグを付けたり、その内容を修正する機能を提供するコンパイラ指令に加えて、下記の指令がこの節に記述されている構文または意味内容に影響を与える可能性がある。

    • DATE - この段落に日付を挿入する形式を指定する。

構文規則

  1. 注記項には、計算機の文字集合に属する任意の文字を組み合わせて書ける。標識領域にハイフンを指定して、注記項を次の行に続けることはできない。しかし、注記項を複数行にわたって書くことはできる。この場合、注記項を書ける範囲はB領域に限定される。次の行をA領域から書き始めると、注記項ではない段落を書き始めたことになる。

一般規則

  1. 翻訳日付段落が書いてあると(注記項の有無を問わない)、COBOLシステムは生成される実行用プログラム・コードに日付注記項を挿入する。プログラム・リスト中では、その内容は下記の形に置き換えられる。
     DATE-COMPILED. 現在の日付と時刻。

    ここで、日付と時刻の形式は、DD-MMM-YY hh:mmである。

    DATE指令を使用すると、注記項を置き換えるためにCOBOLコンパイラによって使用される文字列を変形できる。

    翻訳日付段落に挿入される値は、組込み関数のWHEN-COMPILEDで使用される値でもある。ただし、両者の形式に違いがあることもある。.