プロファイラの出力

プロファイラを実行すると次のバナーが表示されます。

* Micro Focus COBOL Profiler Vv.r
* name-1
.
.
.
* name-n

name は、コマンド行に指定したファイル名の 1 つです。

たとえば、プログラム prog1 を PROFILE 指令を設定してコンパイルし、実行する場合は、次のように入力します。

Windows:
profiler prog1 +LIST
UNIX:
cobprof prog1 +LIST

次のような出力がコンソールに表示されます。

* Micro Focus COBOL Profiler Vv.r
* prog1
 Total time: 172 milliseconds. Module called once.

%time   time    entries  ms/entry    paragraph
-----------------------------------------------------------------
64.53   111     21       5           TEST-ROUTINE
17.44   30      1        30          PARA1
16.28   28      15       2           NAME-ENTRY
1.74    3       1        3           END-SECTION
0.00    0       1        0           INITIAL(UNNAMED) PARAGRAPH

プロファイラの出力には、プログラムの実行にかかった総実行時間 (ミリ秒) と、それぞれの節または段落の実行にかかった時間が示されます。

出力 説明
%time 指定した節または段落の実行にかかった実行時間の総実行時間に対する割合
time 指定した節または段落の実行にかかった総実行時間 (ミリ秒)
entries 指定した節または段落が実行された回数
ms/entry 指定した節または段落の実行にかかった平均実行時間 (ミリ秒)
paragraph 性能統計を適用する節または段落。 リストの最初の (名前なし) 段落は初期化コードです。このコードは、ユーザのプログラムを実行する前に実行します。

ms/entry と entries の積は、その節または段落の実行にかかった総実行時間 (times) と実質的には等しくなるはずですが、この 3 つの値は秒単位で切り捨てられるので、若干異なる値を示すことがあります。

注意: プロファイラのレポートには、ソース上には存在しない段落名が表示されることがあります。 これは段落を持たない節がある場合や、内PERFORM文、EVALUATE文に対してコンパイラが内部的に生成した節名です。 (applies to Windows environments only)