signal_regime

ランタイムシステムで独自のシグナルハンドラを使用するかどうかを指定します。

構文:
>>-----set signal_regime(sig)=integer---------><
                           

または、

>>-----set signal_regime=1---------><
パラメータ:
sig シグナルの番号で、範囲は 1 からオペレーティングシステムの最大シグナル番号です。 シグナル番号の詳細は、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
integer シグナル sig に対してランタイムシステムが実行するアクションです。integer の値は次のどれかです。
0 ランタイムシステムは、必要に応じてシグナル sig を使用します。

デフォルトでは、ランタイムシステムはオペレーティングシステムのデフォルトアクションを終了するすべてのシグナルに対してシグナルハンドラを設定します。 ランタイムシステムはこれらのシグナルを受信して後処理 (たとえば、ファイル破損を防ぐために開いているファイルをすべて閉じます) を実行してから終了します 。

1 このシグナルに対してハンドラがまだポストされていない場合に限り、ランタイムシステムはシグナル sig を使用します。

COBOL システムを起動する前にサードパーティソフトウェアを起動してシグナル sig を設定する場合に役立ちます。 このチューナーがこのシグナルに対して設定されていない場合には、ランタイムシステムはサードパーティソフトウェアのハンドラを自身のハンドラよりも優先します。その結果、ランタイムシステムエラー 115 (「予期しないシグナル」) の生成など、予期しない動作が発生します。

ハンドラがポストされた場合には、ランタイムシステムはこのシグナルに対してハンドラをポストしません。このため、このシグナルに依存するランタイムシステム機能は動作しません。

2 ランタイムシステムは、シグナル sig を使用しません。

ランタイムシステムが起動された後にサードパーティソフトウェアが起動され、シグナル sig に対してハンドラを設定した場合に限り、この設定を使用します。 オペレーティングシステムのデフォルトアクションを終了するシグナルに対してこの設定は絶対に使用しないでください。ランタイムシステムが起動されてからサードパーティソフトウェアが自身のハンドラを設定するまでの間にこのシグナルを受信すると、オペレーティングシステムのデフォルトアクションが実行され、ランタイムシステムがシグナルの後処理を行うことなくプロセスが終了します。 このため、ファイル破損などの問題が発生します。

このシグナルに依存するランタイムシステム機能は動作しません。

デフォルト:

0 (すべてのシグナルに対して)

コメント:

他の構文 (set signal_regime=1) を使用する場合は、すべてのシグナルに対するシグナル方式は 1 に設定されます。

関連項目