ランタイム・スイッチの設定

スイッチを指定するには、次の方法を使用できます。

COBOL プログラマブル・スイッチ

COBOL のプログラマブル・スイッチには、0 から 8 の番号が付けられます。アプリケーションを起動するとき、各スイッチを「off」または「on」に設定できます。スイッチの状態は、アプリケーションによってその実行時にいつでも読み取ることができます。

COBOL プログラマブル・スイッチは Special-Names 段落で状態名を使用して定義される必要があります。次に例を示します。

 special-names.
switch-0 is job-origin on status is us-office
off status is uk-office
  ...
procedure division.
evaluate job-origin
when us-office...
when uk-office...
  ...

スイッチ設定の構文

コマンド・ラインでのスイッチ設定の構文は次のようになります。

({ {+|-|/}s }...)

COBSW を使用してスイッチを設定するには、次のオペレーティング・システム・コマンドを使用します。

COBSW={ {+|-|/}s }...
export COBSW

ここで、

{ | } | の片側の項目を選択します。
{ }... この項目を繰り返すことができます。
s スイッチ。数字、文字 (大文字または小文字)、または文字とその後に続く 0 から 7 の範囲の数字が該当します。文字は、その文字に数字 0 が続いても同じです。例えば B、B0 はいずれも同じスイッチを参照します。
+ スイッチをオンに設定します。
- スイッチをオフに設定します。

注:

次のコマンドはプログラマブル・スイッチ 1 と 4 をオンに設定し、その他すべて (2、3、5 から 8) はデフォルトでオフです。

COBSW=+1+4

次のコマンドは、プログラマブル・スイッチ 5 と 7 がオン、2 がオフの状態で、プログラム myprog.intmyprog.gnt、または myprog.so を現在のディレクトリ (プログラム検索順に応じる) からロードします。

cobrun -2+5-7+7 ./myprog

上記の例では、最後の設定 (すなわち +7) が使用されるため、スイッチ 7 がオンに設定されることに注意してください。スイッチ 0、1、3、4、6、および 8 は指定されず、デフォルトでオフです。

次のコマンドは、スイッチ T がオン、O がオフの状態でプログラム Myprog をロードします。

cobrun (+T-O) ./myprog

関連項目