Intel 固有のオプション

次に、Intel 固有のオプションと、そのデフォルト設定の一覧を示します。コンパイラ オプションのデフォルト設定を使用して、ご使用のシステムに最も効率的なコードを生成してください。

-codealign 引数    
生成されたコードの整列を制御します。ここで、argument は、以下に示すサブオプションを 1 つ以上連結したものです。各サブオプションの後には、4、8、16 のいずれかの数字を続ける必要があります。説明の中では、このサブ引数を align と呼んでいます。
j mod(address, align)=0 となるように、アドレスへの無条件のジャンプまたは戻りに続く各ラベルを整列します。挿入されている NOP が実行されることはありません。
e mod(address, align)=0 となるように、各エントリ ポイントを整列します。
I mod(address, align)=0 となるようにループの最上位を整列します。
h ヒューリスティックを使用して、mod(address, align)=0 となるように、ジャンプの後に続くラベル以外のラベルの整列を使用します。ただし、NOP 命令は一切挿入しません。align に「.1」が続くのであれば、整列は mod(address, align)=0 または 1 になります。サブオプションは、生成されたコード内の重要な命令のアドレスが、その命令へのジャンプおよび呼び出しのパフォーマンスを向上するような境界に整列されるように強制する NOP 命令を、どこに挿入するかをコンパイラに指示します。
-f287
可能な場合は、Intel287 浮動小数点コプロセッサ命令を生成します。Intel387 コプロセッサが存在しない場合は、これがデフォルトです。
-f387
可能な場合は、Intel387 浮動小数点コプロセッサ命令を生成します。Intel 80387 コプロセッサが存在する場合は、これがデフォルトです。Intel387 コプロセッサが存在しない場合は、デフォルトで Intel287 浮動小数点命令が生成されます。
-i386
Intel486 プロセッサ用に設計された最適化を行わずに、Intel386 プロセッサ用にコードを生成します。-i386 オプションを使用してコンパイルされたプログラムも、Intel486 で正常に実行できます。ただし、-i486 オプションを使用してコンパイルしたほうが、パフォーマンスが優れている場合があります。Intel386 プロセッサ上でコンパイラを実行する場合は、-i386 がデフォルトです。
-i486
Intel486 用に設計された最適化を使用して、Intel486 プロセッサ用にコードを生成します。-i486 オプションを使用してコンパイルされたプログラムは、Intel386 プロセッサでは実行できない場合があります。Intel486 プロセッサ上でコンパイラを実行する場合は、-i486 がデフォルトです。
-ix86
Intel486 および Pentium CPU のどちらでも適切に実行できるコードを生成します。
-Pentium
Pentium プロセッサ用のコードを生成します。Pentium プロセッサ上でコンパイラを実行する場合は、これがデフォルトです。