ユーザまたはシステムの異常終了が発生した場合、MFBSIJCL は、ユーザまたはシステム・ステータス・コードの 10 進値をデフォルトで返します。この値が 199 よりも大きい場合、MFBSIJCL は最終戻りコード 16 を返します。それ以外の場合は、戻りコードはステータス・コードに対応します。例えば、戻りコードが 12 のユーザ異常終了は、コード 12 を返します。
ユーザまたはシステム JCL 異常終了は、指定された戻りコードをスケジューラに返すことができます。MFBSI 構成ファイルでは、OS 戻りコードを強制的にスケジューラに返すように SYS-ABEND-RC および USR-ABEND-RC パラメータを設定できます。SYS-ABEND-RC と USR-ABEND-RC は、MFBSIJCL のコマンド・ラインでは設定できません。
MFBSIJCL から返される特定の OS コードを次の表に示します。
MFBSIJCL によって、SJobId.Log 内で、または STDOUT を使用して書き込まれるジョブ・ログでは、メッセージが追加の情報を提供します。次に例を示します。
JCLSI0004S SCHEDJ107 Parms:-rES-JCL -jC:\ES_JCL\ iefbr14.jcl END sjobid=J17 X=Yes JCLSI0004S SCHEDJ107 Rc:203 Unknown parameter following " END ". JCLSI0001I SCHEDJ109 Parms:CASSUB.exe -rES-CICS -jC:\ES_JCL\ iefbr14.jcl Failed to connect to region ES-CICS return-code: 1-
これらのメッセージの目的は、追加のスケジューラ・エラー処理を可能にすることです。