アプリケーションのバインド

必要な DBRM を生成できるようにアプリケーションをビルドしたら、その DBRM を直接バインドするかまたはランタイム・アプリケーションからアクセス可能なパッケージまたはプランに DBRM をバインドすることにより、DBRM をアプリケーションにバインドする必要があります。

アプリケーションのバインドには、いくつかのオプションがあります。
  • Manage Packages and Plans ツールを使用して、BIND スクリプト・コマンドを含んでいるバインド・スクリプト・ファイル (.hcodsn ファイル) を生成し、直ちにコマンドを実行してアプリケーションをバインドするか、またはファイルを保存し後でコマンドを実行できます。
  • Manage Packages and Plans ツールを使用して、 バインド・スクリプト・ファイルを作成、保存し、DSN バインド・ユーティリティをコマンド・プロンプトから使用してファイルを実行するかまたはビルド後のイベントとしてファイルを実行します。
  • 手動でバインド・スクリプト・ファイルを作成し、DSN バインド・ユーティリティをコマンド・プロンプトから使用して実行するかまたはビルド後のイベントとして実行します。
    注:HCOSS バインド・スクリプト・ファイルで有効なコマンドの一覧については、『バインド・スクリプトのコマンド』トピックを参照してください。
  • DSN コマンドを直接 JCL にコーディングすることで、JCL からバインドします。

Manage Packages and Plans ツールを使用してアプリケーションをバインドしても、または DSN バインド・ユーティリティで直接バインドしても、バインドにより得られる結果は同じです。実際には、Manage Packages and Plans ツールはスクリプト・コマンドの実行時に DSN バインド・ユーティリティを実行するからです。

アプリケーションをバインドするには、DBRM メンバから集合とパッケージを作成してから、それらのパッケージを 1 つまたは複数のプランにバインドすることをお勧めします。この方法には、DBRM メンバを直接プランにバインドするよりも大きなメリットがあります。例えば、SQL を 1 つのソース・メンバで変更する必要があり、そのソース・メンバをプランにバインドされているパッケージにバインドする場合、変更されたメンバをそのパッケージに再バインドするだけです。もし変更されたメンバを直接プランにバインドする場合は、変更を含むようにプラン全体を再びバインドする必要があります。