エンタープライズ・サーバ・リージョンの SSTM を有効にする

エンタープライズ・サーバ・リージョンの SSTM を有効にするには、初期化 JCL を設定に含めて、それを参照するように環境変数 ES_SSTM_CICS を設定します。この情報はエンタープライズ・サーバ・リージョンの起動時に取得されます。

設定例

  • SSTM 初期化 JCL
    //SSTMJCL JOB 'CICS JOB',MSGCLASS=A
    //CICS     EXEC PGM=NOTUSED
    //SYSOUT   DD SYSOUT=*
    //SYSPRINT DD SYSOUT=*
    //TEMPJCL  DD DSN=&&TEMPJCL,DISP=NEW
    //OUTJCL   DD DSN=CICS.SSTM.OUTJCL,DISP=(MOD,CATLG)
    

    PGM= エントリに入力されるプログラム名は構文的に正しい必要がありますが、なくてもかまいません。DD OUTJCL は各 CICS SEP で共有されますが、他の DD は共有されず各 SEP のローカルになります。

  • ES_SSTM_CICS
    ES_SSTM_CICS=C:\ES\SSTM\JCL\SSTMCICS.JCL
    この環境変数は、Enterprise Server Administration の [General] タブの [Configuration Information] の節で設定されます。次に例を示します。
    [ES-Environment]
    ES_SSTM_CICS=C:\ES\SSTM\JCL\SSTMCICS.JCL

これらの変更を反映するには、エンタープライズ・サーバ・リージョンを再起動する必要があります。正常に再起動すると、SSTM environment established successfully というメッセージが出力コンソールに表示されます。