データ・タイプ・サポート

DB2 のほとんどのデータ・タイプは Transfer Data ツールによってサポートされますが、いくつかの例外もあります。

サポートされない理由には、DB2 に新しいタイプが追加されるタイミングとプロバイダ API にその新しいタイプが追加されるタイミングがずれること、または SQL Server に新しい DB2 タイプをマッピングする適切なタイプがないことなどがあります。例えば、DECFLOAT (16 バイト浮動小数) と XML は、DB2 for z/OS v9.1 に追加された新しいデータ・タイプに属します。SQL Server 2008 には対応する 16 バイト浮動小数データ・タイプがないので、Microsoft と IBM の OLE DB Provider は両方ともこのデータ・タイプを 8 バイト浮動小数として出力し、その影響が精度低下の原因になります。

BLOB データ・タイプは、現行バージョン (2.0) の Microsoft OLE DB Provider for DB2 ではサポートされません。このデータ・タイプのサポート予定については、Microsoft の動向を見守る必要があります。XML データ・タイプについては、Microsoft OLE DB Provider for DB2 または IBM OLE DB Provider のいずれの現行バージョンもサポートしていません。IBM DB2 .NET Data Provider は、OLE DB Providers for DB2 とは別に XML データ・タイプをサポートしており、今後 Transfer Data ツールに組み込まれる予定です。ただし、現行バージョン (v9.5.3) には DECFLOAT(p) を 0 スケールで Numeric(p,0) として出力する問題があります (p は精度の略)。

SQL Server 2008 では、SQL Server OLE DB/Native Client は受信されるすべてのデータ・タイプをサポートします。