次の CICS リソースは、構成時および運用中に PSOR に格納できます。
- PCT
- PAC のアクティブな PCT には、2 種類のカウントの値があります。
- PAC 全体のトランザクションの実行回数。
- 各エンタープライズ サーバー インスタンスでのローカルの実行回数。
- FCT
- このタイプのリソースで参照される VSAM ファイルは RDBMS に格納することができます。要件については MFDBFH 構成を参照してください。
いずれかのエンタープライズ サーバー インスタンスで file close コマンドを発行すると、PAC 内のすべてのインスタンスでファイルが閉じられます。
- PPT
- 各エンタープライズ サーバー インスタンスは、構成されたトランザクション パスで指定された場所からユーザー アプリケーションをロードします。
PAC がアクティブなときにプログラムを変更する必要がある場合は、新しいバイナリ ファイルを PSOR にアップロードしてから New Copy コマンドを発行する必要があります。
たとえば、プログラム myprog.dll の新しいバージョンをインストールするプロセスは次のとおりです。
- 次のコマンドを使用して新しいバージョンの myprog.dll を PSOR にロードします。
caspac -aLoad="c:\new files\myprog.dll" -sredis,127.0.0.1:6379
- 次のいずれかの方法で New Copy コマンドを発行します。
注:
- エンタープライズ サーバー インスタンスは、起動時に PSOR にロードされているすべてのバイナリを取得します。PSOR に多数のバイナリがある場合、すべて取得するまでに時間がかかることがあります。そのため、起動時にプログラムをすぐに利用できない場合があります。
- プログラムが PSOR にロードされてから new copy コマンドが発行されるまでの間に新しいインスタンスが PAC に参加した場合、バイナリがエンタープライズ サーバー インスタンス間で同期されていない状態になることがあります。この場合、新しいエンタープライズ
サーバー インスタンスは新しいバイナリ バージョンを使用します。PAC 内のエンタープライズ サーバー インスタンスを同期するには、new copy コマンドを発行します。
- DCT
- DCT リソース自体は PSOR に格納されますが、実際のキューが SOR モデル別の SOR に格納されるためには、DCT のタイプが次のいずれかでなければなりません。
- 復元不可能
- 区画内 - トリガーを含む
- 間接 - モデル プレフィックスはターゲット DCT でのみ機能
注: タイプが復元可能、内部読み取りプログラム、および区画外の場合は SOR に格納できません。
ESMAC で TD キューに関する情報を表示する際は次のようになります。
- SOR に格納されたキューに関する情報 (項目の数や深さなど) は、いずれのエンタープライズ サーバー インスタンスでも表示できます。
- ディスクに格納されているキューに関する情報は、ローカルのエンタープライズ サーバー インスタンスでのみ表示できます。
- TST
- SOR に格納できるのは復元不可能なキューのみです。