IMS 固有のリソース定義の追加

Enterprise Server の IMS サポートには、2 つのトランザクション /CIC および /IMS があります。この 2 つを使用して、エンタープライズ サーバーを CICS モードと IMS モードにそれぞれ切り替えます。これらのトランザクションを使用可能にするには、次のように、Enterprise Developer command promptcaspcupg コマンドを使用してリソース定義ファイルを更新する必要があります。

caspcupg /dp=resourcedefinitionpath /o

resourcedefinitionpath は、更新するシステム リソース定義ファイルのパスです。デフォルトのシステム リソース定義ファイル、dfhdrdat (デフォルトで %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\etc\cas にある) を使用する場合、/dp=resourcedefinitionpath を省略できます。caspcupg コマンドの詳細については、「caspcupg」を参照してください。

このようにリソース定義ファイルを /CIC および /IMS トランザクションで更新する操作は、1 回限りのプロセスです。したがって、caspcupg を使用してリソース定義ファイルをアップグレードすると、更新されたリソース定義ファイルを使用するエンタープライズ サーバーは新しいトランザクションを使用できます。

リソース グループ

エンタープライズ サーバーで IMS アプリケーションを実行する前に、次のリソースがリソース グループに含まれていることを確認します。

トランザクション
すべてのトランザクションおよびその関連プログラムのリストをリソース グループに追加する必要があります。これは、PCT を追加することによって行われます。
メッセージ
エンタープライズ サーバーが使用するメッセージ処理リージョンを追加します。
メッセージ処理リージョン (MPR)

エンタープライズ サーバーで IMS アプリケーションを実行するには、メッセージ処理リージョン (MPR) と呼ばれる特殊なサービス実行プロセス (SEP) が少なくとも 1 つは必要です。エンタープライズ サーバーが起動するたびにメッセージ処理リージョンが起動するように指定するには、エンタープライズ サーバーが使用する SIT のスタートアップ リストで指定されるリソース グループに指定する必要があります。

これらのリソースを既存のリソース グループに追加するか、リソース用の新しいリソース グループを作成できます。

スタートアップ リスト

IMS アプリケーションで必要なリソースのリソース グループを作成したら、スタートアップ リストにそのリソース グループを追加する必要があります。

注: リソース グループまたはスタートアップ リストを更新するには、最初にエンタープライズ サーバーを起動してから Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) を使用してください。ESMAC の使用の詳細については、「ESMAC を使用した Enterprise Server インスタンスの管理」を参照してください。