SQL 記述子領域 (SQLDA)

SQLDA (SQL descriptor area; SQL 記述子領域) は、プリコンパイラごとに一意です。Oracle SQLDA は、Sybase、OpenESQL、または DB2 で使用される SQLDA と互換性がありません。同様に、Sybase、OpenESQL、または DB2 で使用される SQLDA は、Oracle SQLDA と互換性がありません。

渡されるパラメーターの数またはデータ型がコンパイル時に不明な場合は、ホスト変数ではなく、SQL 記述子領域 (SQLDA) を使用します。

SQLDA には、入力パラメーターや出力カラムの詳細情報が格納されます。詳細情報には、各入力パラメーターや出力パラメーターのカラム名、データ型、長さ、および使用されるデータ バッファーへのポインターが含まれます。SQLDA はパラメーター マーカーと併用して、PREPARE 文で定義した SQL 文への入力値を指定します。ただし、PREPARE 文で定義した SELECT 文からデータを取得するには、DESCRIBE 文 (または PREPARE 文の INTO オプション) を使用することもできます。

SQLDA は、静的 SQL 文では使用できませんが、カーソル FETCH 文では使用できます。