SQLCA の使用

SQLCA 構造体は、ファイル sqlca.cpy で提供されています。このファイルは、デフォルトで %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib ディレクトリにあります。SQLCA をプログラムで使用するには、データ部に次の文を記述します。

     EXEC SQL INCLUDE SQLCA END-EXEC

この文を記述しない場合でも、COBOL コンパイラによって自動的に領域が割り当てられますが、プログラムはその領域にはアクセスできません。ただし、SQLCODE (または SQLSTATE) データ項目を別に宣言すれば、各 EXEC SQL 文の実行後に SQLCA 内の対応フィールドをユーザー定義フィールドにコピーするコードが COBOL コンパイラによって生成されます。

MFSQLMESSAGETEXT データ項目を宣言した場合には、sqlcode にゼロ以外の値が検出されるたびに、例外条件の説明によって同データ項目が更新されます。MFSQLMESSAGETEXT は、文字データ項目 PIC x(n) として宣言します。n には、有効値を入力します。ODBC エラー メッセージは、70 バイトの SQLCA メッセージ フィールドを超えることがあるので、MFSQLMESSAGETEXT データ項目は特に有用です。

注:備考:SQLCA や SQLCODE、SQLSTATE、および MFSQLMESSAGETEXT は、いずれもホスト変数として宣言する必要はありません。