J2SE 環境におけるアンマネージ接続の使用

その場合には、接続は管理されない状態になります。プログラム コードは、J2SE の環境下で Java アプリケーション サーバーのライブラリで実行されます。この方法では Java アプリケーション サーバーを管理するためのオーバーヘッドを回避することができますが、トランザクション サポートなどの利点を得ることができません。

管理非対象コネクションをディプロイするには、Micro Focus のリソース アダプターへのサポートを提供するクラスを含むようにクラスパスを更新するのみです。クラスは、mfcobolpure.jarmfconnector.jar にパッケージ化されています。ファイルには J2EE 1.3 用と J2EE 1.4 用の 2 つのバージョンがあり、それぞれ base\bin\j2ee13base\bin\j2ee14 (UNIX) の各ディレクトリに格納されています。

Java で作成するクライアントは、CCI に準拠する必要があります。CCI では、リソース アダプターから Enterprise Server などの EIS (Enterprise Information Server) に接続するために必要な API が定義されています。また、Micro Focus のリソース アダプター専用の拡張クラスも使用可能です。

クライアントによる処理の大まかな流れは次のとおりです。

  1. Java クラスと Micro Focus クラスをインポートする。
  2. 接続を確立する。
  3. 対話用のオブジェクトを作成する。
  4. 対話の設定 (InteractionSpec) を行う。
  5. 対話通信を実行する。
  6. 結果を取得する。
  7. 接続を閉じる。

CCI で定義されている各クラスと、それらのメソッドの一部を次に示します。

com.microfocus.cobol.connector.cci パッケージには Micro Focus の拡張機能が含まれています。この拡張機能については、『J2EE 1.3 Connector Class Library Reference』と『J2EE 1.4 Connector Class Library Reference』で説明しています。com.microfocus.cobol.connector.cci package には、次のようなクラスがあります。