プリンター順編成ファイル

プリンター順編成ファイルは、直接、または、いったんディスク ファイルにスプールして、プリンターに送信するファイルを指します。このファイルは、連続した印刷レコードから構成されており、レコード間に縦方向の位置を表す文字 (ライン フィードなど) が入る場合があります。印刷レコードは、印刷可能な文字で構成され、キャリッジ リターン (x"0D") で終了します。ただし、印刷可能な文字がない場合もあります。

プリンター順編成ファイルでは、OPEN 文によりファイルに x"0D" が書き込まれ、プリンターが最初の印刷レコードを印刷する前の最初の文字位置に配置されます。WRITE 文は、印刷レコードと末尾のキャリッジ リターン文字 (x"0D") をプリンターに書き込む前に、印刷レコードから後続空白文字を削除します。WRITE 文で BEFORE 句または AFTER 句を指定すると、印刷レコードの書き込み前または後に、プリンターに対して 1 つ以上のライン フィード文字 (x"0A")、改ページ文字 (x"0C")、または縦方向のタブ文字 (x"0B") を送信することができます。

プリンター順編成ファイルを、入力ファイル (INPUT) または入出力両用ファイル (I/O) として開かないでください。

ファイルをプリンター順編成ファイルとして定義するには、SELECT 句で ASSIGN TO LINE ADVANCING FILE または ASSIGN TO PRINTER と指定します。たとえば、次のように指定します。

 select printseq
     assign to line advancing file "printseq.dat".