共有モード

共有モードは、特定のファイルについてファイルの共有とレコードのロックを行う場合に指定します。

共有モードには 3 種類あります。

共有モード 説明
SHARING WITH NO OTHER このモードを設定したファイルを他のユーザーと共有できません。
SHARING WITH READ ONLY ファイルを入力ファイルとして開く場合は、他のユーザーとの共有が可能です。
SHARING WITH ALL OTHER 他のすべてのユーザーとの共有が可能です。

各共有モードでの OPEN 操作の結果を示す詳細な表については、ヘルプ トピック「OPEN (開く) 文」にある「別のファイル結合子で現在開いている利用可能な共有ファイルを開く」の表を参照してください。

これらの共有モードを指定するには、OPEN 文で、または、SELECT 句の一部として SHARING 指定を使用します。OPEN 文で SHARING 指定を使用すると、SELECT 句の SHARING 指定は無効になります。

SELECT 句または OPEN 文のどちらにも SHARING 指定をしない場合には、共有モードは、次のいずれかの条件が最初に満たされるときに決定されます。

指定する条件 共有モード
OPEN 文で WITH LOCK 指定をした場合 SHARING WITH NO OTHER
SELECT 句で LOCK MODE IS EXCLUSIVE 指定をした場合 SHARING WITH NO OTHER
SELECT 句で LOCK MODE IS MANUAL または LOCK MODE IS AUTOMATIC 指定をした場合 SHARING WITH ALL OTHER
OPEN 文のモードが OUTPUT、I-O または EXTEND の場合 SHARING WITH NO OTHER
OPEN 文のモードが INPUT で構成オプション OPENINPUTSHARED が OFF に設定されている場合 SHARING WITH READ ONLY
OPEN 文のモードが INPUT で構成オプション OPENINPUTSHARED が OFF に設定されている場合 SHARING WITH ALL OTHER