Fileshare サーバー

ファイル名マッピングを有効化するには、データベース参照ファイルで /f オプションと /af (代替ファイル名) オプションを使用します。

/af オプションと /fs (ファイル名の文字列) オプションを同時に指定すると、ファイル名の先頭にある文字列を置換することができます。このオプションは、パス名をマップする場合に非常に便利です。

次に例を示します。

fs /d dbase.ref /f old.dat /af new.dat
fs /d dbase.ref /fs c: /af e:

この例では、データベース参照ファイル dbase.ref に対して、次のような指定を行います。

代替ファイル名が指定されている場合は、/fs オプションで指定する文字列の置換が、新しいファイル名に対して適用されます。

/fs オプションで指定する文字列の置換を処理した後で、Fileshare サーバーが、新しいファイル名を指定した /f オプションをデータベース参照ファイルで検索することはありません。

/f オプションに続けてファイルの完全パスを指定していない場合、または、Fileshare クライアントからファイルの完全パスが渡されていない場合は、Fileshare は、すべてのファイル名を Fileshare サーバーの現在のディレクトリに対する相対パスとして処理します。

Fileshare サーバーが UNIX オペレーティング システム以外で実行されている場合は、すべてのファイル名とパスは、大文字に変換され、ファイルを完全に一致させるために完全パス名を含むように拡張されます。ただし、/af オプションを指定したファイル名は、変更されません。

例 1:

fs /d dbase.ref /f file1.dat /af c:\data\file2.dat

この例では、データベース参照ファイル dbase.ref に対して、ファイル file1.dat へのアクセスを代替ファイル file2.dat にマップするエントリを指定しています。

例 2:

fs /d dbase.ref /f file1.dat /af c:\data\file2.dat
fs /d dbase.ref /fs c: /af e:

この例では、データ ファイル file1.dat への要求をすべて代替ファイルにリダイレクトし、さらに、文字列の置換を使用して代替ファイルのドライブ名を e: ドライブに変更するエントリを、データベース参照ファイル dbase.ref に対して指定しています。