DDL プロセッサ

DDL プロセッサは、次のいずれかの方法で SQL DDL 文を処理します。
  • DB2 for z/OS 構文の DDL 文を DB2 LUW フォーマットに変換。
  • DDL 文を変更しないまま処理。

DDL プロセッサは、DB2 LUW 用の HCO ユーザー インターフェイス (Windows のみ) のほか、mfhco ddl (Windows) または cobmfhco ddl (UNIX) コマンドを使用して実行できます。

ソース DDL のダウンロード

メインフレーム上の DDL ソース ファイルは、ダウンロードして標準の ANSI テキスト ファイルに変換する必要があります。DDL プロセッサで許容されるレコードあたりの入力の最大長は、80 バイトです。

注: 列 73 から 80 までに空白以外の文字が存在する場合は、処理する上限の列を 72 に変更する必要があり、変更しないと DDL ソース文の一部として扱われます。詳細については、mfhco および cobmfhco ddl コマンドを参照してください。

ロード テーブルへのデータのダウンロード

ホスト互換性オプションには、メインフレームにあるテーブルからテスト データをエクスポートするために便利な 2 つのツールがあります。

  • Export Data ツール
  • Import Data ツール

DDL プロセッサを使用してデータをロードする

DDL プロセッサを使用して、次のいくつかの DML 文を DDL 文と同じファイルに置くことによって、データをテーブルにロードすること、または更新することもできます。

  • INSERT
  • UPDATE
  • DELETE
  • COMMIT

この方法は、テスト データをテーブルにロードするために便利です。

文にはホスト変数を含めることができず、リテラルを引用符 ( " ) で囲むことはできません。アポストロフィ ( ' ) を使用する必要があります。テーブルが同じ作業単位で作成されている場合は、そのテーブルにデータを挿入する前に、COMMIT を発行する必要があります。次に例を示します。

-- Create Available Product table
 CREATE TABLE MF.PRODUCT
  (PROD_ID  CHAR(04)    NOT NULL
  ,PROD_DESC  CHAR(40)    NOT NULL WITH DEFAULT
  ,VERSION  CHAR(6)    NOT NULL WITH DEFAULT
  ,PRIMARY KEY (PROD_ID) )
  IN DSB8G210.CISC0001
 ;
 COMMIT
 ;

 -- Sample data for Product table

 INSERT INTO MF.PRODUCT (PROD_ID ,PROD_DESC ,VERSION )
 VALUES ('SR02' ,'Host Compatibility Option ' ,'2.0.01' )