メモリ予約による実行

アセンブラーのランタイム システムを初期化すると、ランタイム システムは、システム キュー領域と呼ばれるメモリの領域を実行可能プログラムに割り当てます。このメモリを境界の範囲内および範囲外にどの程度割り当てるかを指定できます。

メインの実行可能プログラムおよび、そのメイン プログラムがロードする他の実行可能プログラムは、プログラムの RMODE 設定に応じて境界の範囲内または範囲外のメモリにロードされます。プログラムがマクロ GETMAIN または STORAGE OBTAIN を使用して追加メモリの要求を発行する場合、アドレス指定の必要性に応じて、境界の範囲内または範囲外のどちらからメモリを割り当てるかを指定できます。

通常、アセンブラーのランタイム システムでは、絶対アドレス 0 から上位に向かってメモリ アドレスを割り当てますが、COBOL のランタイム システムでは、2GB 行から下または 16MB 行から下のいずれかで下位に向かってメモリ アドレスを割り当てます。