RM/Panels アプリケーションの変換

Enterprise Developer で動作するように既存の RM/COBOL プログラムを変換する作業は、そのプログラムで使用されている構文およびデータ型の移植性に応じて、単純になることも複雑になることもあります。一般には、Dialect"RM" コンパイラ指令を使用すれば、Enterprise Developer で RM/COBOL プログラムを適切にコンパイルできます。

Enterprise Developer で動作するようにアプリケーションを変換する方法の詳細については、「RM/COBOL アプリケーションの変換」セクションを参照してください。

RM/Panels を含むアプリケーションに必要となる追加の手順は、次のとおりです。

ADISCTRL
ADISCTRL 構成ファイルは、Micro Focus Adis ルーチンが ACCEPT 文および DISPLAY 文を処理する方法を制御します。これには、RM/Panels 構文を使用するアプリケーションに必要な構成が含まれています。
このファイルのデフォルトの場所は、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\etc です。この場所が書き込み可能でない場合は、ファイルを別の場所にコピーし、そのコピーを編集してアプリケーションで使用してください。
実行可能ファイル パスの最初の ADISCTRL ファイルは、ディスプレイおよびキーボードの正しい動作を確保するために、事前定義された構成の RM-Panels に設定する必要があります。これは、使用する ADISCTRL ファイルのディレクトリ内で adiscf.exe ユーティリティを実行することによって行います。
注: ADISCTRL には RM/COBOL アプリケーションをモダナイズするための一般的な RM2VCOB 構成も含まれていますが、これはアプリケーションに RM/Panels 構文が含まれている場合に使用する必要がある RM-Panels 構成です。
RMP--RUNTIME
rmpanels.ws コピーブックで宣言されているフィールドで、runpan2 ライブラリを指定します。RM/COBOL アプリケーションのコピーブックでこの値を編集し、アプリケーション用の他の変換済みファイルとともに配布する必要があります。
RMP--RUNTIME は、元の RM/COBOL の rmpanels.ws コピーブックで runpan2 に設定されています。Enterprise Developer では、この値により、runpan2 エントリ ポイントを含むライブラリを識別する必要があります。Windows の場合、このライブラリは runpan2.dll です (ライブラリ ファイルを見つけるには、.dll 拡張子が必要です)。UNIX の場合、このライブラリは cobrunpan2 (32 ビット) または cobrunpan264 (64 ビット) です (ライブラリ ファイルの .so サフィックスを含めないでください)。