オープン フォルダー モードでのファイルのデバッグ

注: オープン フォルダー モードでは、個々の COBOL ソース、.int、.gnt、.exe、または .dll ファイルのみをデバッグできます。

最初にファイルをコンパイルせずにデバッグを開始できます。この場合、Visual Studio はスタートアップ ファイルをコンパイルしようとします。

または、最初にファイルをコンパイルして、開始プログラム、作業ディレクトリ、コマンド ライン引数などのデバッグ設定を指定することもできます。

ソース ファイルのコンパイル

デバッグ セッションに含まれるすべてのソース ファイルを事前にコンパイルするようにしてください。これは、Visual Studio ではソース ファイルが自動的にコンパイルされないためです。

バイナリ ファイルは最初にコンパイルせずにデバッグすることができます。

デバッグ設定の指定

デバッグ設定を指定するには、次の手順を実行します。

  1. ソリューション エクスプローラーでソース ファイルを右クリックし、[デバッグ設定と起動設定] をクリックします。
  2. 必要に応じて次のデバッグ オプションを指定します。
    [Start Program]
    単一出力アプリケーションの場合は .int ファイルに設定し、マルチ出力アプリケーションの場合はソース ファイルに設定します。

    マルチソース アプリケーションの場合は、実行するプログラムに設定します。

    [Working Directory]
    [Command Line Arguments]

Visual Studio では、特定のデバッグ構成設定が .vs サブフォルダー内の launch.vs.json ファイルに保存されます。

最初にプロパティを指定したりコンパイルしたりせずにデバッグを開始できます。ソース ファイル フォルダー内に .idy ファイルがない場合、Visual Studio は [ツール > オプション > Standalone Editing > Program Symbols (.IDY)] で指定されている場所で .idy ファイルを検索します。

スタートアップ ファイルの指定

ファイルがスタートアップ ファイルであることを指定するには、次の手順を実行します。

  1. ソリューション エクスプローラーでソース ファイルを右クリックし、[スタートアップ アイテムとして設定] をクリックします。

    スタートアップ アイテムとして選択できるのは、COBOL ファイルまたは .int、.gnt、.exe、.obj ファイルです。

    指定した場合、デバッグ時に Visual Studio では、[Debug Options] ダイアログ ボックス ([デバッグ設定と起動設定]) で [Start Program] として指定されたファイルが、スタートアップ ファイルとして設定されたファイルよりも優先して開始されます。

デバッグの開始

ファイルのデバッグを開始するには、次の手順を実行します。

  1. ソリューション エクスプローラーでソース ファイルを右クリックし、[デバッグ] をクリックします。

    Visual Studio ではコンパイルされたプログラムの日付が確認されます。プログラムがソース コードよりも古い場合、または存在しない場合は、まず Visual Studio によってプログラムがコンパイルされます。

    コンパイルされたプログラムが見つからない場合は、プログラムを特定するよう求められます。

  2. 通常の方法でプログラムをデバッグします。