ユーザーは、Historical Statistics Facility (HSF) を使用して、Enterprise Server のもとで実行および完了されたタスクのレコードを作成できます。
HSF には次の既知の問題があります。
- HSFは、ESMAC の [Program] フィールド、または IMS レコードの .csv ファイルの [Prog] フィールドにはデータを入力しません。
- ユーザーがデフォルトのユーザー名 (CICSUSER など) である場合、[User] フィールド (ユーザー ID を含む) にはデータは入力されません。
- 時間値を持つすべてのフィールドは、100 分の 1 秒単位で測定されます。これによる副作用は、トランザクションがファイルまたは一時記憶域キューにアクセスする合計時間などの累積時間が、各アクセスが 100 分の 1 秒未満で、合計時間は 100 分の 1 秒を超える場合は、ゼロとして表示されることです。
- JCL ファイルが単に削除された (開かれたり閉じられたりしていない) 場合、その JCLF レコードの DD 名はブランクになります。
- JCL ファイルが同じジョブで複数回開かれる場合、その JCLF レコードの DSType フィールドおよび DSAccessType フィールドの値は、それが最後に開かれた時点の状態に関連します。
- JCLF レコードは ESMAC には表示されません。
- JCLF レコードは、集計ユーティリティcasfhsfによって無視されます。
- ジョブ ステップが異常終了した場合、ジョブの END レコードに示されている合計応答時間は、すべてのステップの応答時間を超えます。この異常の原因は、ステップが異常終了してからジョブが終了するまでにコンソール メッセージを書き込むのにかかる時間によるものです。
- データ セットが見つからなかったためにジョブ ステップが異常終了した場合、そのステップの HSF レコードは作成されません。