個別フィールド法

COBOL 画面処理の個別フィールド法では、各入力フィールドを個別に制御するために必要なすべてのコードを記述または生成する必要があります。次の例に示すように、この方法には一連の ACCEPT 文が必要です。

ACCEPT FIELD-1 LINE 10 POSITION 40. 
ACCEPT FIELD-2 LINE 11 POSITION 40. 
ACCEPT FIELD-3 LINE 12 POSITION 40.

この方法では、通常、ユーザーによる入力フィールド間の選択または移動を可能にするコードが書き加えられます。また、ヘルプ メッセージ、プロンプト、検証、特別な機能なども追加される場合があります。そのため、単純な一連の ACCEPT 文で始まった内容が、すぐに管理しにくいコードへと増大してしまいます。

この方法で入力ロジックを構築する利点は、フィールド レベルでの完全な制御を実現できることです。欠点は、画面処理についてプログラマーがすべて対応しなければならないことです。プログラマーは、フィールド レベルのロジックの追加または変更、フィールドの追加または削除、あるいは画面上の既存フィールドの移動のために、手間のかかるコードを作成する必要があります。