Micro Focus 製品との共存

COBCONFIG に起因するランタイム システム エラー
Enterprise Developer アプリケーションを実行する場合、または Enterprise Developer を使用してプロジェクトを編集または作成し、参照する構成ファイルに Enterprise Developer にとって無効なエントリが含まれている場合、COBCONFIG または COBCONFIG_ 環境変数を設定すると、ランタイム システム エラーが発生します。

このエラーは、たとえば、Net Express または Studio Enterprise Edition がインストール済みで、COBCONFIG または COBCONFIG_ が設定されている場合に発生する可能性があります。

この問題を回避するには、Enterprise Developer が実行されていないことを確認してから、次のいずれかを行って構成ファイルを変更します。

  • 無効なチューナーを他のアプリケーションが必要としていない場合は、そのチューナーをランタイム構成ファイルから削除します。
  • 構成ファイルの先頭に次の行を追加します。
    set cobconfig_error_report=false
  • COBCONFIG (または COBCONFIG_) を設定解除します。あるいは、実行中の特定のセッションで、無効なチューナーを含まない別の構成ファイルを COBCONFIG (または COBCONFIG_) に設定します。
環境設定によるライセンス エラー
Net ExpressMainframe Express、または Studio Enterprise Edition ユーティリティを Enterprise Developer から呼び出すと、「Micro Focus License Manager service is not running」というメッセージが発生する可能性があります。この問題は、Net Express または Studio Enterprise Edition の環境変数を必要とするツールが Enterprise Developer の環境設定で呼び出された場合に発生します。

この問題は、Net Express または Studio Enterprise Edition に関連付けられている .dat などのファイルを編集すると発生します。これは、Net Express または Studio Enterprise Edition 製品内のユーティリティを Enterprise Developer の外部ツールとして呼び出す場合にも発生します。

Enterprise Developer でこの問題を回避するには、次の操作を行います。

  1. ツールを呼び出す前に COBREG_PARSED を設定解除するバッチ ファイルを作成します。バッチ ファイルには、次の内容が含まれます。
    Set COBREG_PARSED=
    Call [PathToUtility] %1

    PathToUtility は、Net Express または Studio Enterprise Edition ユーティリティへのパスです。

  2. Visual Studio IDE で、外部ツールとしてユーティリティ自体の代わりにバッチ ファイルを追加します。

    これにより、そのツールの実行時に適切な環境が確立されます。

パフォーマンス監視の問題
Enterprise Developer 製品と Studio Enterprise Edition 6.0 または Server Enterprise Edition 6.0 が同じマシンにインストールされていて、それらのいずれかをアンインストールしようとすると、パフォーマンス監視が中断され、Enterprise Server パフォーマンス カウンターを確認できなくなります。この問題を解決するには、マシン上に保持する製品のインストーラーを実行して、インストールを修復します。