例 5 のプログラムの説明

この COBOL プログラムは、COBOL データ項目から XML ドキュメントを生成する方法、およびその後で XML ドキュメントの内容を COBOL データ形式に変換して COBOL データ項目に格納する方法を示します。「例 1 ファイルのインポートおよびファイルのエクスポート」のプログラムに似ていますが、XML ドキュメントをディスク ファイルではなく文字列として格納します。

他の XML 文を実行する前に、XML INITIALIZE 文が正常に実行されている必要があります。XML INITIALIZE が失敗する可能性もあるため、続行する前に戻り状態を確認します。

まず、データ項目Address-Struct (コピーブック s-struct.cpy で定義されている) からメモリ上の XML ドキュメント (DocumentPointer 変数および DocumentLength 変数によって定義される) にデータをエクスポートします。この操作は、XML EXPORT TEXT 文を使用して行います。

次に、XML IMPORT TEXT 文を使用して、メモリ上の文字列から XML ドキュメントの内容をインポートして同じデータ項目に配置します。

さらに、XML PUT TEXT 文を使用してその文字列の内容をディスク ファイルに書き込み、XML FREE TEXT 文を使用してメモリ ブロックの割り当てを解除します。ここで XML PUT TEXT 文を使用するのは、XML ドキュメントの内容を外部ファイルとして表示できるようにするためです。

最後に、XML TERMINATE 文を使用して XML インターフェイスを終了します。

正常に終了しない文があった場合は XML GET STATUS-TEXT 文を呼び出します。