概要

COBOL の情報モデルの大半を XML の情報モデルで表現できるため、XML ドキュメントと COBOL データ構造の間には自然な関係があります。提示されるデータのビューも似ており、どちらもデータ全体を表示できるようになっています。例えば、COBOL データ レコードの内容を表示したり、XML ドキュメントのテキストを表示したりできます。XML では、ドキュメントのテキスト要素の名前と記述の両方にマークアップが使用されます。COBOL では、データ構造そのものによってドキュメント内の要素の名前と記述が提供されます。

XML Extensions は多くの機能を備えています。主要機能では、COBOL プログラムのデータ部に対する XML ドキュメントのインポートとエクスポートがサポートされます。データは、データ部のどこにあってもかまいません。具体的には、データ要素を (必要に応じて) 変換し、その結果を一致する COBOL データ構造に保存することで XML ドキュメントからデータをインポートできます。同様に、COBOL データ要素を (必要に応じて) 変換し、その結果を XML ドキュメントに保存することで COBOL データ構造からデータをエクスポートします。

XML 拡張の主なコンポーネントは次のとおりです。