Windows ユーザー アカウント制御 (UAC) での HCOSS の使用

制約事項: 本トピックは、Windows Vista および Windows 7 オペレーティング システム以降に該当します。Windows XP オペレーティング システムは適用対象外です。

Windows のユーザー アカウント制御 (UAC) 機能を有効に設定している場合、ユーザーが標準ユーザーまたは管理者としてログインしているかどうか、Windows 管理者グループのメンバーかどうか、および HCOSS ユーザー インターフェイスをどのように起動したかに応じて、HCOSS の動作は異なります。

標準ユーザーおよび管理者モード

HCOSS は、標準ユーザーまたは管理者として実行できます。管理者として実行する場合はすべての HCOSS 機能を利用できますが、標準ユーザーとして HCOSS を実行する場合は一部の機能が制限されます。可能な限り管理者として HCOSS を実行することをお勧めします。

HCOSS UAC の動作

UAC を使用すると、HCOSS は次の 3 つの要素に応じて標準ユーザーまたは管理者モードで実行します。
  • ユーザーが標準ユーザーまたは管理者のどちらの Windows グループに属しているか
  • HCOSS を [スタート] メニューまたは IDE 内のどちらから起動するか
  • [HCOSS UAC Behavior] オプションの設定

HCOSS を標準ユーザー モードで実行する手順

次のシナリオは HCOSS を標準ユーザー モードで実行する手順を示しており、この場合一部の機能の使用が制限されます。次の各シナリオで、起動手順を除く箇条書きの各項目に該当している必要があります。すべての [HCOSS UAC Behavior] オプションがデフォルトに設定されていることを前提とします。
シナリオ 1
  • 標準ユーザーとして Windows にログインしています
  • Windows 管理者グループのメンバーではありません
  • 次のいずれかの方法で、標準ユーザーとして HCOSS を起動します
    • IDE 内から [View > Micro Focus SQL Tools > HCO for SQL Server Tools] を選択して起動します
    • [スタート] メニューから起動します
シナリオ 2
  • 標準ユーザーとして Windows にログインしています
  • Windows 管理者グループのメンバーでもあります
  • 次のいずれかの方法で HCOSS を起動します
    • IDE 内から [View > Micro Focus SQL Tools > HCO for SQL Server Tools] を選択して起動します
    • [スタート] メニューから起動し、以降の表示に [No] と答えます
シナリオ 3
  • 管理者として Windows にログインしています
  • [スタート] メニューから HCOSS を起動し、以降の表示に [No] と答えます

HCOSS を管理者モードで実行する手順

次のシナリオは HCOSS を管理者モードで実行する手順を示しており、この場合 HCOSS のすべての機能を使用できます。次の各シナリオで、起動手順を除く箇条書きの各項目に該当している必要があります。
シナリオ 1
  • 標準ユーザーとして Windows にログインしています
  • Windows 管理者グループのメンバーでもあります
  • 次のいずれかの方法で HCOSS を起動します
    • [スタート] メニューから起動し、以降の表示に [Yes] と答えます
    • [スタート] メニューから起動しますが、[HCO for SQL Server] を右クリックして [管理者として実行] を選択します
シナリオ 2
  • 管理者として Windows にログインしています
  • 次のいずれか方法で HCOSS を起動します
    • IDE 内から [View > Micro Focus SQL Tools > HCO for SQL Server Tools] を選択して起動します
    • [スタート] メニューから起動します
    • [スタート] メニューから起動しますが、[HCO for SQL Server] を右クリックして [管理者として実行] を選択します

HCOSS UAC のプロンプト

デフォルトで、HCOSS は起動時に [HCOSS UAC Behavior] オプションの設定に応じてプロンプトを表示する場合があります。表示される場合があるのは、次のいずれかもしくは両方のプロンプトです。
Relaunch HOCSS as Administrator (HOCSS を管理者として再起動)
このプロンプトはデフォルトで次の場合に表示されます。
  • 管理者グループのメンバーである場合
  • HCOSS を [スタート] メニューから起動し [管理者として実行] を選択しない場合

このプロンプトに [Yes] と答えると、HCOSS は管理者モードで再起動し、Windows のユーザー アカウント制御のダイアログ ボックスが表示されます。このプロンプトに適切に応じます。

このプロンプトに [No] と答えると、HCOSS は標準ユーザー モードで再起動します。

[Stop asking me] をオンにすると、HCOSS は [Prompt to automatically run as Administrator] オプションのデフォルト設定を [True] から [False] に変更します。

Running as non-administrator information (管理者でない情報により実行中)
HCOSS を標準ユーザー モードで実行しており管理者グループのメンバーでない場合、このダイアログ ボックスが表示され、標準ユーザー モードでは一部の機能が制限されることを通知します。

[Do not tell me again] をオンにすると、HCOSS は [Warn non-Administrator users of limited functionality] オプションのデフォルト設定を [True] から [False] に変更します。

注: HCOSS の起動時に UAC を使用し UAC プロンプトを表示する HCOSS の動作を変更するには、各オプションを手動で設定します。[HCOSS UAC Behavior] オプション設定の詳細については、「オプション」を参照してください。