NLS 操作

制限事項: 各ロケール サポートは .NETマネージコードでは利用できません。

NLS 指令を設定してコンパイルされたプログラムを実行すると、いくつかの処理は LANG 環境変数で指定された言語の規則に従って実行されます。

他の言語依存機能 (たとえば、小数点や通貨文字を示すために使用される記号) も、指定された言語の形式で表現されます。 ただし、通貨記号を後置の記号として定義する言語中では、この機能の影響はなく、通常の COBOL の規則が守られます。

一部の NLS 定義では、ASCII 文字 0 ~ 9 以外の文字が数字として定義されています。 このような文字は、数値形式列に入力できません。また、数値演算にも使用できません。 COBOL 環境下の NLS 操作では、数値項目は ASCII 数字の 0~9 (ASCII の演算記号 "+" または "-" の有無に関係なく) のみで作成する必要があります。 NLS の表現を、相当する ASCII に自動的に変換する方法はありません。

ヨーロッパの修飾文字は、数値の ACCEPT フィールドに入力できます。 これらの文字は、ゼロとして処理されます。

表意定数 (たとえば LOW-VALUES) に割り当てられた値は、NLS 機能を使用しても変更されません。

NLS 文字の使用時は、Adis Flip Case Control キーも使用できます。 ただし、このキーを使用してヨーロッパ文字を大文字に変換しようとした場合に、対応する大文字がなければ、その文字は空白文字に置き換えられます。