ANSI92ENTRY

これを設定すると、OpenESQL が SQL ANSI'92 エントリ レベル規格に準拠します。

構文:

[NO]ANSI92ENTRY

プロパティ:

デフォルト: NOANSI92ENTRY

範囲:

コンパイル時の使用: なし
実行時の動作: 処理

詳細については、「範囲 - OpenESQL SQL コンパイラ指令オプション」を参照してください。

説明:

ANSI92ENTRY が指定されていない場合、または NOANSI92ENTRY が指定されている場合、OpenESQL はエラー条件または警告条件を設定しません。

ANSI92ENTRY が指定されており、CHECKSINGLETON も NOCHECKSINGLETON も指定されていない場合 (デフォルト)、OpenESQL は次の結果を返します。

SQLCODE = -1 SQLSTATE = 21000 SQLWARN4 = W 

ANSI-92 標準に準拠して、ANSI92ENTRY が指定されている場合、OpenESQL は次の処理を行います。

  • 分離レベルをシリアル化可能に設定します。
  • トランザクション終了時に HOLD でないカーソルを閉じます。
  • 開かれていないカーソルで EXEC SQL FETCH 文を実行すると、SQLSTATE 24000 が返されます。ODBCV3 も設定されている場合は、SQLSTATE 07005 が返されます。
  • EXEC SQL FETCH 文が NULL 値を返すにもかかわらずインジケーター ホスト変数が指定されていない場合、SQLCODE -19425 が返されます。
  • 開かれていないカーソルで EXEC SQL FETCH 文を実行すると、SQLCODE -19516 および SQLSTATE 07005 が返されます。