EXEC HTML 文

EHTML プリプロセッサを介して Web ブラウザーに出力するために、HTML を COBOL CGI プログラムに埋め込むことができます。

一般形式

EXEC HTML
  [htmloutput]
  [copy "file.htm"]
END-EXEC

パラメーター

htmloutput
Web ブラウザーに出力する HTML 文 (マークアップ)。
file.htm
HTML マークアップを含むファイル。

説明

EXEC と HTML は、同じ行上に存在する必要があります。

EXEC HTML は、COPY ...REPLACING 文で使用されるコピーブックでは指定しないでください。同様に、EXEC HTML 文を REPLACE 文の範囲内には記述しないでください。このルールに従わずに EXEC HTML 文を使用すると、プログラムが意図したとおりに動作しなくなり、構文エラーが発生します。

EHTML プリプロセッサは、CGI プログラムを起動した Web サーバーに HTML マークアップを直接出力するのみで、HTML マークアップの検証や解析は行いません。

固定形式の COBOL ソース コードでは、EHTML プリプロセッサは、埋め込み HTML を出力するときに、列 8 を仮想列 1 として処理します。このため、HTML の <PRE> タグも簡単に使用できます。ただし、インクルードされるコピーブックの拡張子が .htm の場合には、この書式変換は行われません。プリプロセッサによる書式変換を常に無効にするには、プリプロセッサ指令 NOAUTOFORMAT を指定します。

必要に応じて、埋め込み HTML マークアップに代入マーカーをコーディングすることによって、COBOL プログラムから変数データを出力できます。