コード生成指令
ILARRAYPROPERTY
PROPERTY 指定と OCCURS 指定を含んでいるデータ項目、または PROPERTY 指定を含み OCCURS 指定をともなうグループ項目に従属するデータ項目について、これらのデータ項目のコードをコンパイラが生成する方法を制御します。
ILCLR
Microsoft の共通言語ラインタイム (Common Language Runtime; CLR) バージョン 2.0 または 4.0 用にマネージ プログラムをコンパイルできるようにします。
ILCUTPREFIX
ソース コードで、COBOL データ項目の名前から指定したプレフィックスを削除します。
ILDOC
コード内のコメントを使用して xml 形式のドキュメントを生成し、指定されたファイルにドキュメントを挿入します。
ILDYNCALL
CALL リテラル文がコンパイル時ではなく実行時に解決されるように指定します。
ILEXPONENTIATION
使用する計算方法を指定することで、指数算術演算を最適化できます。
ILNATIVE
COBOL 01 レベルのデータ項目をマネージ プリミティブとして公開します (可能な場合)。
ILNORMALIZENAMES
手続き型 COBOL プログラムをマネージ コードにコンパイルするときに正規化されるプログラム要素を決定します。この正規化では、名前に含まれるすべての $ および - (ハイフン) 文字が _ (アンダースコア) 文字に置き換えられます。
ILOBJECTIFY (非推奨)
HCOBND は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。
ILOPTIMIZEDATA
安全であると判断された場合、コンパイラが数値データ項目を、ネイティブ マネージ型 (通常 32 ビットまたは 64 ビット整数) に最適化します。
ILPARAMS
最後に受け取るパラメーターとしての配列を含んでいるメソッドを呼び出す方法を決定します。
ILREF
指定したアセンブリ内の Visual Studio Framework クラスをコンパイル対象のプログラムで使用できるようにします。
ILSHOWPERFORMOVERLAP
プログラムで重複する PERFORM の範囲が検出されると、警告を生成します。
ILSMARTANNOTATE
ILSMARTLINKAGE の結果として生成されたプロパティに属性を適用します。英数字データ項目のプロパティには
System.ComponentModel.DataAnnotations.StringLengthAttribute
属性が適用され、数値項目のプロパティには
System.ComponentModel.DataAnnotations.Range
属性が適用されます。
ILSMARTLINKAGE
タイプを作成することで、手続き型 COBOL プログラムの連絡節とエントリ ポイントをマネージ コードに公開します。
ILSMARTNEST
ILSMARTLINKAGE とともに使用し、連絡節項目とエントリ ポイントを、これらが定義されるプログラム クラスのネストされたクラスとしてマネージ コードに公開します。
ILSMARTRESTRICT
ILSMARTLINKAGE クラスでのプロパティ生成を非再定義の基本項目に制限します。
ILSMARTSERIAL
ILSMARTLINKAGE と合わせて使用します。ILSMARTLINKAGE で生成されたクラスを、シリアル化できるようにします。
ILSMARTTRIM
この指令は、ILSMARTLINKAGE との組み合わせで機能し、ILSMARTLINKAGE によって処理された英数字項目に関連付けられた GET プロパティによって返される文字列項目から後続空白文字を削除します。
ILSTATIC
旧リリースとの互換性を確保するために、COBOL プログラムのエントリ ポイントを静的メソッドとして公開します。
ILSTDLIB
.NET マネージ コードが正しいバージョンの .NET Framework Microsoft Common Object アセンブリ (
mscorlib.dll
) を使用してコンパイルされるようにします。
ILTARGET
アプリケーションが、指定した CPU の種類を対象にできるようにします。
ILVERIFY
コンパイルされた IL コードを確実に検証できるようにします。
上位ヘルプ:
マネージ COBOL コマンド ライン コンパイラ指令