マスターとする 1 台のマシンに Jenkins をインストールし、エージェントとする他のマシン上での日々の開発プロセスを制御するプロジェクトを実行できます。これは、さまざまなテスト構成でアプリケーションを正しく実行する必要がある場合に非常に役立ちます。
注: エージェントは、物理マシンまたは仮想マシンのいずれかです。
Jenkins でエージェントを設定するプロセスは次のとおりです。
- マスター上の Jenkins で、エージェントとして使用するマシンへの接続を定義するノードを作成します。手順については、以下に示す例を参照してください。
- エージェント上で Jenkins の UI を開きます。ノードのページを開き、リンクをたどって Jenkins エージェントを起動します。これでマスター マシン上の Jenkins エージェントとエージェント マシンとの間の接続が確立します。
- マスター上の Jenkins でプロジェクトを作成し、エージェントで実行するように構成します。
エージェント マシンの作成例
次の例では、vSphere クラウドに格納されているエージェント マシンへの接続を作成する方法を示します。ここでは、Jenkins に vSphere プラグインをインストールする必要があります。
以下の手順で、Jenkins が vSphere クラウドに接続されていることを確認します。
- Jenkins のホーム ページで [Jenkinsの管理] をクリックします。
- [システムの設定] をクリックします。
- [クラウド] セクションで、[追加 > vSphere Cloud] をクリックします。
- 仮想マシンを備える vSphere ホストに接続するための構成およびログインの詳細を指定します。
エージェント マシンへの接続を作成するには、まず Jenkins で次のようにノードを作成します。
- [Jenkinsの管理] をクリックします。
- [ノードの管理] をクリックします。
[ノード] ページが開き、Jenkins がマスターとしてインストールされているマシンが表示されます。
- [新規ノード作成] をクリックします。
- ノードの名前を指定して [Permanent Agent] をクリックし、[OK] をクリックします。
- 必要に応じて詳細を入力します。たとえば、エージェントのソースをチェックアウトするために必要な場合は、[リモートFSルート] を指定します。
- [保存] をクリックします。
マスターに接続するようにエージェントを構成するには、次の手順を実行します。
- エージェント マシンで、Jenkins のホームページ (http://mastermachine:8080) をロードします。
- Jenkins のホームページで、[ビルド実行状態] ボックスに表示されるマシンのノードをクリックします。
- ノードの Jenkins ページから、[Launch] をクリックして、マシンを Jenkins に接続するエージェントを開始します。
以下の手順で、エージェントで実行する既存のプロジェクトを設定します。
- マスター マシンで、プロジェクトの設定ページに移動します。
- [General] セクションで [実行するノードを制限] をオンにします。
- [ラベル式] で、作成した接続先のノードの名前を指定します。
- プロジェクトを保存します。
次にプロジェクトをビルドする際に、エージェント上で実行されます。