RELEASE 文は、SORT 操作の最初の段階にレコードを引き渡す。
一般形式
一般規則
- RELEASE 文を実行すると、record-name が指名したレコードが整列処理の最初の段階に引き渡される。
- FROM 指定を使用すると、identifier データ領域の内容が record-name に転記された後、record-name の内容が整列ファイルに引き渡される。レコードの転記は、CORRESPONDING を指定しない MOVE 文に関する規則に従って行われる。レコード領域内の情報は利用できなくなるが、identifier
に関連付けたデータ領域内のデータは引き続き利用できる。
- RELEASE 文の実行終了後は、レコード領域内の論理レコードは利用できなくなる。ただし、関連付けた整列併合ファイルを SAME RECORD AREA 句で指定した場合は利用できる。論理レコードは、関連付けた整列併合ファイル、および record-name
に関連付けたファイルと同じ SAME RECORD AREA 句で参照される他のファイルのレコードとしても利用できる。入力手続きから制御が戻ると、そのファイルには RELEASE 文の実行によって引き渡されたすべてのレコードが格納される。