COBSQL アプリケーションのビルド

制約事項: 本トピックは、Windows 環境 (ローカル開発) にのみ該当します。

COBSQL アプリケーションの配布時に必要なデータベース サポート モジュールについては、本ドキュメントの対象外とします。以下の説明では、必要なすべてのサポート モジュールがエンド ユーザーのマシンにインストールされており、マシンがデータベース サーバーと通信できるように正しく構成されていることを想定しています。

COBSQL アプリケーションをリンクする場合は、インポート ライブラリ csqlsupp.lib を使用します。これにより、COBSQL で挿入された呼び出しが COBSQL の初期化モジュールおよび実行停止モジュールに変換されます。この呼び出しは、実際には csqlsupp.dll モジュールが処理するため、このモジュールを COBSQL アプリケーションとともに配布する必要があります。この汎用サポート モジュールは、Oracle アプリケーションにも必要です。

ライブラリ csqlsupp.lib を指定します。

アプリケーションを単一のメイン プログラム (.exe ファイル) および複数のサブプログラム (DLL ファイル) に分割する場合には、COBSQL 指令 CSTART または CSTOP でコンパイルしたモジュールにのみ csqlsupp.lib をリンクする必要があります。

すべてのプログラムを CSTART または CSTOP でコンパイルした場合には、すべてのモジュールに csqlsupp.lib をリンクする必要があります。csqlsupp.lib をリンクしたモジュールは、本来のサイズよりわずかに大きくなります。アプリケーションの実行時には、単一の csqlsupp.lib のみがロードされます。

メイン プログラムのみを CSTART および CSTOP でコンパイルする場合は、メイン プログラムにのみ csqlsupp.lib ライブラリをリンクする必要があります。CSTART または CSTOP COBSQL 指令のいずれかでプログラムをコンパイルする場合、そのプログラムのモジュールには csqlsupp.lib をリンクする必要があります。