cobcall() メソッドの使用

制約事項: 次の説明はネイティブ コードのみに該当します。

必要なライブラリやプログラムをロードした後 (詳細は前項を参照)、Java アプリケーションで cobcall_ メソッドを使用して COBOL プログラムを呼び出します。cobcall_ は RuntimeSystem.class に含まれるメソッドで、すべて静的メソッドとして定義されているため、事前に RuntimeSystem.class をインスタンス化する必要はありません。各 cobcall_ メソッドには 2 ~ 3 個のパラメーターを指定します (3 番目のパラメーターは省略可能)。

指定方法 1:

指定方法 2:

Java と COBOL のデータ型で、パラメーターがどのように変換されるかの詳細は、「Java データ型」の章を参照してください。「Java プログラムの作成」のセクションで前述したように cobcall_ メソッド関数にはいくつかの種類があり、COBOL プログラムやエントリ ポイントの戻り値のデータ型に応じて、対応する Java データ型の名前を持つ関数を使用します。たとえば、COBOL プログラムが符号付き整数型 (pic s9(9) comp-5 など) の値を返す場合には、この値は Java のデータ型では int 型に相当します。このため、COBOL プログラムの呼び出しには cobcall_int メソッドを使用します。デフォルトでは、すべてのパラメーターは参照渡しされます。

コピーブック javatypes.cpy には、Java のデータ型に対応する一連の COBOL データ形式が定義されています。Java プログラムとのパラメーターのやり取りに使用する COBOL データ項目は、このファイル内で定義されているデータ型を使用して宣言することを推奨します。これらのデータ形式を使用すると、他の COBOL プラットフォームとの互換性を維持できます。

具体的な cobinvoke_ 関数の種類は、COBOL 開発システム インストールの help\mfcobol.docs.zip (Windows) or docs/mfcobol.docs.zip (UNIX) にある「Java Run-time Class Library Reference」を参照してください。