ユーザー指定の圧縮ルーチン

ユーザー指定の圧縮ルーチンは、USRDCnnn というモジュールに格納する必要があります。nnn は 128~255 までの数字です。

ユーザー指定のルーチンを呼び出すには、Micro Focus のルーチンを呼び出すのと同じ構文で、CBLDCnnnの代わりに、ファイル名 USRDCnnn を使用します。nnn は 128~255 までの数字です。

圧縮ルーチンをシステムで使用するには、必要なときに呼び出せる共有オブジェクトを作成する必要があります。

cob オプションを使用して、前の UNIX COBOL システムからのプログラムのデータ圧縮ルーチンの呼び出しを、新しい呼び出しへマップできます。次のように記述します。

-m CBL_DATA_COMPRESS_nnn=CBLDCnnn
注: 圧縮ルーチンでファイル ハンドラーを呼び出さないでください。ループが発生する可能性があります。ファイル アクセスが必要な場合、バイトストリームのファイル入出力を使用します。

一度ファイルに対してデータ圧縮を有効化すると、そのファイルには常に同じ種類の圧縮を指定する必要があります。同じ種類の圧縮を指定しない場合は、ファイルを開くときに、ランタイム システム エラーを受け取ります。

データ圧縮は索引ファイルまたはレコード順ファイル以外のファイルには影響しません。サポートしていないファイルではコンパイル時に無視されます。

データ圧縮された固定長順ファルを読み込む場合は、ファイルが圧縮されていることをプログラムで指定する必要があります。DATACOMPRESS コンパイラ指令を指定してこれを行います。