シングル ユーザー モード

Fileshare の構成によっては、Fileshare をシングル ユーザー モードで実行することができます。すべてのネットワーク通信はバイパスされ、Fileshare クライアントは、Fileshare サーバー モジュールを直接呼び出します。この操作モードでは、Fileshare サーバーが別のプロセスとして動作するわけではありません。

Fileshare をシングル ユーザー モードで使用すると、次の場合に便利です。

Fileshare をシングル ユーザー モードで実行するには、FSCOMMS 環境変数を $local に設定します。 次に例を示します。

Windows:

set FSCOMMS=$local /s servername

UNIX:

set FSCOMMS="\$local" /s servername
export FSCOMMS

Fileshare をシングル ユーザー モードで実行している場合でも、Fileshare クライアントに対して使用する Fileshare サーバーを通知する必要があります。 その場合、プログラム ファイル名の一部として Fileshare サーバー名を指定するか、または Fileshare クライアントの構成ファイルで Fileshare サーバー名を指定します。

Fileshare サーバーは、Fileshare サーバーの構成ファイルで通常の方法により構成します。この構成ファイルには、少なくとも Fileshare サーバー名を定義する必要があります。

注:

Fileshare サーバーは、シングル ユーザー モードで動作している場合、画面を制御できません。すべての画面出力は、現在の Fileshare クライアント ディレクトリのファイル fsscreen.lst に送信されます。プログラムに障害が発生した場合は、このファイルでメッセージを確認してください。

FSSERVER 環境編集の設定を解除する必要があります。