コマンド ラインからの Java/COBOL アプリケーション起動プログラムの使用

制約事項: このトピックは、UNIX 環境 (リモート開発) にのみ適用されます。

Java/COBOL アプリケーション起動プログラムを呼び出すコマンドには、次の 2 種類の形式があります。

cobjrun [options] class [arguments]
cobjrun -jar [options] jarfile [arguments]

パラメーターは次のとおりです。

options
Java アプリケーション起動プログラムに標準で指定するオプション。
class
呼び出すクラスの名前。Java/COBOL アプリケーション起動プログラムでこの名前の Java クラスが見つからない場合は、同じ名前の COBOL プログラムが検索されます。COBOL プログラムが見つかった場合は、そのプログラムが実行されます。
arguments
メイン関数に渡される引数。
-jar
JAR ファイルに格納されているプログラムを実行することを指定します。
jarfile
呼び出す Java アーカイブ (.jar) ファイルの名前。
重要:
  • Java/COBOL アプリケーション起動プログラムは、指定されたクラスをロードし、クラスのメイン メソッドを呼び出します。メソッドは次の形式のいずれかで宣言する必要があります。
    クラスが Java クラスの場合:
    public static void main(String args[])
    クラスが COBOL クラスの場合:
    method-id main static.
    
    procedure division using by value args as string occurs any.
  • Java アプリケーションが .jar ファイルに格納されている場合は、-classpath (または -cp) オプションを使用して完全修飾のクラス名を指定し、このアプリケーションをクラスパスに追加する必要があります。
  • Main-Class 属性などのマニフェストを含む .jar ファイルを指定する場合は、-jar オプションを使用してアプリケーションを実行します。
  • Eclipse では、起動構成をセットアップして、cobjrun を実行対象の実行可能ファイルとして指定し、マルチスレッド ランタイム システムが使用されるよう指定します。
  • 64 ビット AIX 環境で cobjrun を使用する場合、LIBPATH 環境変数を使用して共有ライブラリの場所を指定する必要があります。次に例を示します。
    export LIBPATH=/usr/java6_64/jre/lib/ppc64/j9vm:/usr/java6_64/jre/lib/ppc64:/usr/java6_64/jre/../lib/ppc64:
  • Could not load JVM...」エラーが表示された場合、環境設定をチェックし、効果的な作業モード (COBMODE) が呼び出し中の Java 共有ライブラリのバージョンに一致することを確認します。
  • 効果的な作業モードが設定されていない場合、cobjrun32 または cobjrun64 を使用して正しい環境を直接呼び出せます。