リモート開発

リモート接続

Kerberos セキュリティ設定が原因で、リモート プロジェクトの検証や作成に失敗することがあります。本トピックでは、セキュリティ設定の特定と修正方法について説明し、リモート プロジェクトを作成および検証できるようにします。

Kerberos セキュリティ設定の構成が原因で、リモート マシンでプロジェクトを作成するときに検証に失敗したり、マシンがハングしたりすることがあります。

これが問題の原因であることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. デフォルトで C:\Users\Public\Micro Focus\Product Name\eclipse にある eclipsec.exe を使用して Eclipse を起動します。
    リモート プロジェクトを作成する手順を実行します。リモート プロジェクトの検証は、プロジェクト構成プロセスの最後に行われます。Kerberos セキュリティ設定が原因である場合は、eclipsec.exe の起動に使用したコンソールに、次のメッセージが表示されます:
    Kerberos Username [userid]
  2. Enter を押します。

    パスワード プロンプトが表示されます。

  3. Enter を押します。

    検証が進み、プロジェクトが正常に作成されます。

前述の方法で問題を確認できた場合は、回避策を実装できます。これを行うには、[Network Connections] の設定で、gssapi-with-mic 認証方法を無効にする必要があります。これを行うには、次の手順を使用します。
  1. [Window > Preferences > General > Network Connections > SSH2] をクリックします。
  2. [Authentication Methods] タブで、[gssapi-with-mic] のチェックを外します。
  3. [Apply] をクリックします。
  4. [OK] をクリックします。
  5. プロジェクト作成プロセスを繰り返します。

Remote System Explorer を使用したリモート開発

リモート マシンのファイル システムを参照するために Remote System Explorer (RSE) を使用してプロジェクトを開発している場合は、次の問題が発生する可能性があります。

  • Web Standards Tool (WST) Eclipse プラグインがインストールされている場合は、RSE のパフォーマンスが低下する可能性があります。
  • リモート プロジェクトが開いている間に Eclipse を閉じた場合は、Eclipse の再起動時に次のエラーが発生します。
    Parent Error: Workspace restored, but some problems occurred.
    Error1: Could not read metadata for '<remote project name>'.
    このエラーが発生した場合は、プロジェクトを再度開く必要があります。
  • Eclipse IDE で利用可能な機能の一部は、クライアントとリモート システム間で同期を取る時間に依存します。ファイルのドラッグ アンド ドロップ操作やインクリメンタル プロジェクト ビルドなどの機能はこれに依存しており、時間が異なると予期しない結果が生じる場合があります。