COBOL JVM ランタイムを、アプリケーションの実行に必要な SQL ランタイムとともにディプロイします。
「
JVM COBOL を含む Enterprise JavaBean の JBoss Application Server へのディプロイ」チュートリアルでは、Bean 単位モデルを使用して COBOL JVM Runtime System をディプロイする手順について説明しています。
TemperatureConverterPrj ディプロイ プロジェクトにディプロイ アセンブリとして追加される COBOL JVM Runtime System ライブラリには、ランタイムを構成する複数の
.jar ファイルが含まれています。このチュートリアルでは、SQL ランタイムを構成するのは
mfsqljvm.jar ファイルです。以下の手順では、元のチュートリアルの手順に追加する形で、SQL ランタイムを共有モデルで JBoss AS 7.1 にディプロイするために必要な追加の変更について説明します。
- コマンド プロンプトまたはエクスプローラーを使用して、%JBOSS_HOME%\modules\com\microfocus ディレクトリに移動します。
- openesql という名前のサブディレクトリを作成します。
- 新しい openesql サブディレクトリの下に、main という名前のサブディレクトリを作成します。
- %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin ディレクトリの mfsqljvm.jar を %JBOSS_HOME%\modules\com\microfocus\openesql\main ディレクトリにコピーします。
- %JBOSS_HOME%\modules\com\microfocus\openesql\main ディレクトリに module.xml というファイルを新たに作成して、次のコードを追加します。このコードは、SQL ランタイムの mfsqljvm.jar ファイルをリソースとして指定します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<module xmlns="urn:jboss:module:1.1" name="com.microfocus.openesql">
<dependencies>
<module name="javaee.api"/>
<module name="com.microfocus.cobol.runtime"/>
</dependencies>
<resources>
<resource-root path="mfsqljvm.jar"/>
</resources>
</module>
ここでは、SQL を使用しない元のチュートリアルとは違って、MANIFEST.FM ファイルを更新する必要があります。SQL ランタイムの名前空間を依存性として追加します。
- Eclipse の [ナビゲーター] ペインで [] に移動して、[MANIFEST.MF] をダブルクリックしてエディターで開きます。
- Dependencies: 行を追加するか、既存のDependencies: 行を次のように編集します。
Dependencies: com.microfocus.cobol.runtime, com.microfocus.openesql
- ファイルを保存し、エディターを閉じます。