MQSeries キュー マネージャーに接続する際のユーザー資格情報の受け渡し

Enterprise Server は、承認サービスでユーザー ID およびパスワードを認証できる MQCSP 構造体をサポートしています。MQCSP 接続セキュリティ パラメーターは、MQCONNX 呼び出しで指定します。Enterprise Server は、ASCII と EBCDIC の文字セット間など、必要な変換を実行します。これは、要求を MQSeries™ インターフェイスに渡す前に MQCONNX 呼び出しをフックして追加処理を実行することによって実現されます。

この手法では、インストール環境独自のルーチンの制御下でユーザー資格情報を特定できるセキュリティ出口を実装でき、機密のユーザー情報が開示されるポイントの数が最小限に抑えられます。

このユーザー出口 (名前は mqgetcrd にする必要がある) は、MQCONNX の呼び出し時に、付属のコピーブック cascbaut.cpy で宣言された構造体を使用して呼び出されます。

ユーザー資格情報を含めずに XA オープン文字列を構成できるようにするために、この出口は xa-open 操作の開始時に MQ スイッチ モジュール ESMQXA によっても呼び出され、返されたユーザー ID およびパスワードが MQSeries インターフェイスに渡されるオープン文字列に追加されます。

この出口への入力:
(cascbaut.cpy を参照)。キュー マネージャー名およびオープン文字列へのポインター。
出力:
ユーザー ID およびパスワードへのポインター、そのオフセット、および長さ。

<install-dir>\src\enterpriseserver\exits (Windows の場合) および <install-dir>/src/enterpriseserver/exit (UNIX の場合) にある、製品に付属の mfgetcrd.cbl ファイルの例を参照してください。