ライブ記録を作成するには

制約事項: この機能は、次のプラットフォームでのみサポートされています。
  • Red Hat Linux (x86 および x64)
  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP2 (x64 のみ)

追加の制約事項が適用されます。詳細については、本ドキュメントの「既知のエラーと制限事項」セクションの「リバース デバッグおよびライブ記録」を参照してください。

Windows Platforms: このオプションを使用するには、サポートされている上記の UNIX プラットフォームのいずれかで動作している Micro Focus Enterprise Developer UNIX Components に接続する必要があります。
  1. Eclipse IDE で、[Run > Run Configurations] をクリックします。

    [Run Configurations] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 構成タイプのリストで、[COBOL Application] をダブルクリックします。
  3. 右側のペインで、[Name] フィールドに、実行構成の名前を入力します。
  4. [General] タブで、次の情報を入力します。
    [COBOL Project]
    実行するプログラムを含むプロジェクト。
    [Connection Properties]
    プロジェクトが Micro Focus Enterprise Developer UNIX Components 上にある場合は、リモート プロジェクトの接続の詳細、および (該当する場合は) プログラムを実行するために X サーバー ディスプレイの詳細を指定します。
    [Main Program]
    該当する場合は、[Program is part of project build configuration] がオンになっており、ビルド構成の名前が対応するフィールドに表示されていることを確認します。このフィールドには、プロジェクトの出力パスおよび実行するメイン プログラムが含まれている必要があります。
  5. [Environment] タブで、COB_LIVE_RECORD 環境変数を定義します。
    1. [Add] をクリックします。
    2. [Variable] フィールドに「COB_LIVE_RECORD」と入力します。
    3. [Value] フィールドに、プログラムの実行時にライブ レコーダーで作成する出力ファイルのファイル名プレフィックスを入力する必要があります。出力ファイルのデフォルト ディレクトリは、COBOL プロパティで定義されている出力ディレクトリになります (デフォルトでは projectDir/New Configuration.bin)。出力ファイルを別の場所に配置する場合は、フル パスとファイル名プレフィックスの両方を指定します。次に例を示します。
      /home/user/workspace/myrecordings/tictac
      ヒント: オプションで、COB_LIVE_RECORD_SIZE 変数を追加して、出力ファイルに書き込まれるイベントの記録用として割り当てるメモリ量 (MB 単位) を表す整数値を指定することもできます。この値 (または変数が設定されていない場合はデフォルトの 268 MB) を超えると、記録中にバッファーが循環されます。つまり、最新のイベント用に領域を確保するために、最も古いイベントが削除されます。したがって、このような記録ファイルをデバッグする場合は、必ずしもプログラムの先頭でデバッグが開始されるとは限りません。
    4. [OK] をクリックします。
  6. アプリケーションを実行します。
    1. [Run Configurations] ダイアログ ボックスで、[Run] をクリックします。
    2. アプリケーションが正常に終了するまで実行します。ライブ記録ファイルは、アプリケーションが終了するまで作成されません。
  7. 端末ウィンドウまたはファイル ブラウザーから、COB_LIVE_RECORD 環境変数で指定したディレクトリに移動し、出力ファイルが作成されたことを確認します。

    出力ファイルの名前は次の形式になります。

    filePrefix.nnnn.mfr

    filePrefix は COB_LIVE_RECORD 環境変数で指定したファイル名プレフィックス、nnnn は生成されたプロセス ID です。