動作

cobeslr ユーティリティを使用すると、エンタープライズ サーバー リージョンで一致条件を指定し、条件に一致した場合に Eclipse IDE でデバッグ用に再生可能なライブ記録ファイルを作成するように構成できます。リージョンごとに複数の条件を作成できます。

条件は、CICS、IMS、JCL、Web サービス、および J2EE に対して指定できます。たとえば、特定の Web サービスが特定のクライアント マシンから起動された場合にライブ記録を行うように指定したり、特定の CICS トランザクションの実行時にライブ記録を行ったりできます。

指定した条件は、リージョンのライフサイクルにわたって、ESMAC の [Dyn.Debug] ページまたは cobeslr ユーティリティを使用して削除されるまで維持されます。

一致条件に基づいてライブ記録ファイル (.mfr ファイル) が生成されるようにするには、エンタープライズ サーバー リージョンでダイナミック デバッグを有効にし、アプリケーションのディクショナリ ファイル (.idy ファイル) もディプロイしておく必要があります。ライブ記録ファイルは、エンタープライズ サーバー リージョンのシステム ディレクトリに作成されます。条件のタイプによっては、記録ファイルが複数作成されることがあります。たとえば、CICS トランザクションの実行を条件にした場合、トランザクションが実行されるたびに条件を満たすため、複数の記録ファイルが作成されることがあります。

ライブ記録ファイルには、SEP、タスク、および PID の詳細を含む一意のファイル名が付けられるため、ファイルが複数作成された場合でも特定のファイルを識別することができます。