プロパティ

ビルドの優先順序、コピーブックのパス、ランタイムの構成などを定義するには、プロジェクトのプロパティを使用します。ビルド構成によって、プロジェクトのビルド方法が決まります。構成インターフェイス内で、たとえばターゲット ファイルの設定などを行い、ビルド前後のイベントを定義できます。

プロジェクトのプロパティ

プロジェクトのプロパティ ページを開くには、プロジェクトを右クリックし、コンテキスト メニューの [Properties] をクリックします。

プロジェクトのプロパティはツリー形式のカテゴリ別ページに分類されて表示されます。Micro Focus の製品に関連するプロパティは、すべて [Micro Focus] ノードの下にあります。表示されるプロパティ ページは、正確にはプロジェクトのタイプによって異なります。ただし、一般に、言語固有のページは [Project Settings] レベルにありますが、[Build Configurations] レベルにもあります。

ビルド構成のプロパティ

典型的なビルド構成としては、[Debug] および [Release] があります。ごく一部の設定を除き、ほとんどの言語設定はプロジェクト レベルから継承されます。プロジェクト レベルの設定は、ビルド構成レベル (プロジェクトのプロパティで [Micro Focus > Build Configurations] をクリック) およびファイル レベルのいずれでもオーバーライドできます。

フォルダーのプロパティ

通常、フォルダーはプロジェクトまたはビルド構成のレベルで指定されたプロパティを継承し、継承されたプロパティはフォルダー内のすべてのファイルに適用されます。

ファイルのプロパティ

通常、ファイルはプロジェクト、ビルド構成、またはフォルダーのレベルで指定されたプロパティを継承します。個々のファイルに対して指定できるプロパティもいくつかあり、ほとんどの場合、それらのプロパティはプロジェクト、ビルド構成、またはフォルダーに対して設定されたプロパティをオーバーライドします。

プロジェクトに対して設定されたファイルのプロパティは、COBOL エクスプローラー ビューでプロジェクトを右クリックし、[Remove File Directives] を選択することで削除できます。これにより、プロジェクト内のすべてのファイルについて、ファイル レベルで設定されたプロパティが削除されます。

注: これらのいずれかのレベルの COBOL プロパティを表示しているとき、上位のレベルから継承された設定については、コンパイル設定のリストで角かっこ <> を使用して示されます。たとえば、特定のファイルの設定を示す次の例で、そのファイルの sourceformatfree ですが、プロジェクト内の他のファイルおよびフォルダーでは fixed になります。