リバース デバッグ

制約事項: この機能は、次のプラットフォームでのみサポートされています。
  • Red Hat Linux (x86 および x64)
  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP2 (x64 のみ)

追加の制約事項が適用されます。詳細については、本ドキュメントの「既知の問題点および制限事項」セクションの「リバース デバッグおよびライブ記録」を参照してください。

リバース デバッグを使用すると、Eclipse デバッガーですでに実行されている文を逆方向 (および順方向) に進めることができます。

前に実行された文を逆方向に進めると、その文の効果が取り消され、デバッガーに表示される変数の値が前の値に戻ります。

リバース デバッグをオンにするオプションは、COBOL アプリケーションのデバッグ構成内にあります。[Options] セクションを展開し、[Enable Reverse Debug] を選択します。

リバース デバッグを有効にすると、デバッガーのツールバーに「逆」バージョンの追加のデバッガー オプションが表示されます。たとえば、[Reverse Step Into]、[Reverse Step Over]、[Reverse Step Return]、[Reverse Resume] などです。

また、Eclipse デバッガーのキーボード ショートカットでも実行を進めるための逆バージョンを使用できます。Alt を押しながら通常のショートカット キーを押すと、そのオプションの逆バージョンになります。たとえば、F5 は [Step Into] のショートカットで、Alt+F5 は [Reverse Step Into] のショートカットです。

デバッガーで設定されたブレークポイントは、逆方向の実行にも影響します。逆方向の最高速度の実行 ([Reverse Resume] で起動) は、順方向の実行の場合と同様に、ブレークポイントに到達すると停止します。

この機能はリモート デバッグにも対応しています。リモート デバッグでは、Eclipse デバッガーが Windows にインストールされて実行されている環境でも、Red Hat および SUSE Linux で実行されるアプリケーションをリモートでデバッグできます。詳細については、「リモート マシンを使用したデバッグ」を参照してください。

リバース デバッグでは、ネイティブのバイナリ形式にビルドされた COBOL アプリケーションのみがサポートされます。つまり、.gnt ファイル、共有オブジェクト、およびネイティブの実行可能ファイルはサポートされますが、.int ファイルはサポートされません。